こんにちは
東京・埼玉を中心に出張パーソナルトレーニングをしている
瀧田雄也です。
子供の姿勢改善トレーニング
今回は子供の姿勢改善(小学生以下)について書いていきます。
小学校教師が児童の姿勢が悪いと感じる割合
1979年 44%
2005年 75%
感覚を元にしたデータなので、なんとも言えませんが、悪い姿勢の子供が年々増えていると小学校の先生は感じている様です。
姿勢はどのくらい変わっているか分かりづらいですが、日常の活動量が減っている子供は多くなっているのは確かです。移動手段を中心に身体を使わないといけなかった事が使わなくて良い状況にあります。スポーツをしている子供は別として1日の運動量は減っているでしょう。
姿勢の悪くなる原因
1、運動不足
2、偏った動き、姿勢
この2つの原因で姿勢が悪くなっている可能性が高いです。
1、運動不足
言葉の通り運動不足なのですが、運動量が少ないというのではありません。運動のパターンが少ない方がむしろ姿勢に影響が大きいでしょう。量より種類です。
例えば、登下校や習い事、遊びで1日8000歩、歩いているとします。これを10000歩にしても姿勢への影響は関係ないでしょう。それよりもボールで遊ぶ、遊具を登ったり、渡ったり、滑ったり。いろんな動きをする。水泳、体操、球技など、いろんなスポーツをする方が姿勢改善に役立ちます。
よく姿勢改善の為に体幹トレーニングをさせている人に会いますが、専門家の指導のもと行うのでなければ、いろんな遊びをした方が効果が期待できます。
2、偏った動き、姿勢
もう一つは、「偏った動きor姿勢」です。これはスポーツの練習を長時間する子供、勉強を長時間する子供に多いです。
例えば、野球の練習を長時間している子供がいます。反復練習はスポーツ動作を覚える上でとても重要なことです。1万時間の法則にもありますが、上手くなるには必要なことです。
しかし、ここで偏った動きがあると姿勢への影響が出てきます。右手で投げ続ければ筋バランスが崩れて姿勢が悪くなる可能性があります。但しこれは一概にも悪いとは言えません。(詳しい話は省略します)
ただ姿勢が悪い状態だと怪我や痛みが出る可能性があります。対策として逆の動きも練習するのは効果的ですが、時間的にできない事が多いと感じます。プロになれば時間も割けるでしょうが、学業のある子供には難しいかもしれません。その為、姿勢改善のトレーニングは別で必要でしょう。
長時間勉強する子供も同様で、勉強する姿勢で偏ってしまいます。30分〜90分同じ姿勢を取れば血流量の低下などが始まり、身体が固まってきます。勉強の場合は60分に一度立ち上がって少し身体を動かしてから再開するだけでも予防策になります
姿勢改善トレーニングの例
スポーツをしている子供とスポーツしていない子供で大きく違います。
スポーツをしている子供の場合は、なるべくスポーツ動作と違うトレーニングを様々パターンで行なっています。例えばサッカーをしている子供には、上半身に意識を置いたトレーニングを行ったりします。
スポーツをしていない子供の場合には、基本的には簡単な動作で、なるべく様々パターンの動きをしていきます。ボール運動やバランストレーニング等、得意な動きと不得意な動きを両方混ぜて飽きない様に運動します。
2ヶ月程で姿勢の変化を感じる事がほとんどです。
まとめ
とにかく様々な種類の動きをする事!です。特にスポーツをしていない子供は、これだけでも結構違います。是非お試しください。